
1900年初頭、ドイツ人ジョセフ・ピラティス氏によって創り出されたエクササイズプログラムです。そのエクササイズは身体の弱かった自身の健康増進と、第一次世界大戦時の捕虜達の健康維持を目的とし、傷ついた兵士に対するリハビリとして始まったエクササイズです。

身体を動かしながら、知らない間に常に力の入っている場所、緩んでいる場所など自分の身体の使い方のクセに発見・気づきをしていきます。そのクセの大半は、内側の筋肉(インナーマッスル・コア)が使われず動かないで眠っている状態が多くみられます。内側の筋肉が眠ったまま身体を動かし続けると、怪我(腰痛・首周りから起こる手の痺れ等)につながる危険性があります。
その為ピラティスでは、身体の内側の筋肉(インナーマッスル・コアともいわれる)を動かしていくことに重点をおきます。内側の筋肉とは、骨に一番近く最も深いところにある筋肉で、骨や内臓を支えている非常に重要な筋肉です。
その内側の筋肉を意識して、身体を全身まんべんなく(仰向け・座位・うつ伏せ・横向き・四つん這い・立位)動かしていきます。
「内側の筋肉を鍛える」というよりも、「眠っている内側の筋肉を動かして目覚めさせてあげる」といった感じです。
その筋肉たちが目覚めた時には、気持ちよく呼吸ができ、骨と骨の間にスペースを感じ、内臓にスペースができ、更に無駄な緊張がとれ、心も身体もほぐれてくるでしょう。
 |
CBCラジオ毎週日曜日17:00から放送の
「上野規行のサンデーLOVE EARTH」の中の、
「上野規行のヘルスチャレンジ!」で、亀谷なおみが
パーソナリティの上野規行さんにピラティスを指導させていただきました。
 |

現在「綺麗」・「痩せる」・「引き締まる」など、美容的なこととしてとりあげられることの多いピラティス。
もちろんそのような効果もありますがそれ以外にも効果のみられるものとしては、以下のようなものが
あげられます。
「肩こり軽減」
「腰痛軽減」
「姿勢改善」
「パフォーマンス能力向上」など
■ 肩こり軽減が期待される理由
 |
常に肩周りの筋肉が緊張している。
頭が痛くなる。
パソコン仕事のせいで肩がこる
運動してもイマイチ肩周りがほぐれない |
身体を動かすたびに肩も頑張って力を入れている自分に気がつく。
特別運動をしない日でも、日常ずっと肩周りが無駄に緊張している自分に気がつく。
(例:受話器をとる時、家事をしている時等)
↓
意識を向けていく場所はどこか?どうやって使うか(動かすか)?
を知り、意識して動かしていく。



使わなくていい無駄な力が抜ける→「肩こり軽減」
■ 腰痛軽減が期待される理由
 |
長時間立っていると腰が痛くなる。
車や電車など長時間座っていると腰が痛くなる。
運動不足の為と体を動かすが、翌日腰が痛くなる。 |
身体を動かすたびに常に腰も頑張って
力を入れていることに気がつく。
特別運動をしない日でも日常ずっと腰を
使っている自分に気がつく。(例:歩いている時、ご飯を食べている時等)
↓
どうして腰を使ってしまうのか?を考えてみる。
意識を向けていく場所はどこか?
どうやって使うか(動かすか)?
を知り意識して動かしていく。


使わなくていい無駄な力が抜ける→「腰痛軽減」
■ 姿勢改善が期待される理由
 |
・腰が常に反っている
・右肩が上がっている
・左のズボンの裾が長く踏んでしまう などなど
姿勢が気になる時は身体の動きを止めて鏡で見たときが多いはず。
しかし姿勢が悪くなる原因は、動いている時の身体の動かし方。 |
ただやみくもにエクササイズをこなすのではなく、
原因である身体を動かしたとき自分がどう動かしているのか?に意識を向ける。
例)
お歩くときに右のお尻が上に上がる
↓
骨盤周辺の筋肉が弱い。お腹の力が抜けている。
↓
右足がまっすぐ前に出ず足をまわしながら前へ踏み出している。
その時骨盤の右側が右肩へ上がる=左足が軸になり左の骨盤が下がり、
左のズボンを引きずる。と身体のしくみ(繋がり)を理解した上で身体を動かしていく。


動き方が修正されると、静止した状態でも骨盤の傾き等が修正される為
→「姿勢がよくなる・立ち姿が綺麗、立ち振る舞いが綺麗になる」
■ パフォーマンス能力向上の理由
長い距離を走っているが足が痛くなり結局練習時間が減っている
ダンスでお腹引き上げて脚をあげるがどうもうまくいかない
ゴルフでの「無駄な力」が必要ないのは十分承知。でも、どう抜くのかがわからない?
回数をこなすことや、形に意識が行き過ぎていないか?
やったことに満足するのでなく、その動きをした時に、自分の身体はどう感じたのか?
ピラティスのエクササイズを通じて感じ、もっと動かしやすい動かし方があるのではないか?
ということを一緒に考えていく。
「走る時」・「踊る時」・「ゴルフの時」だけ悪いクセが出るのではなく、
日常のほんのちょっとした身体の使い方の延長線上でしかない。
といことは、原因は日常の身体の使い方であることに自分で気がつく。
↓
その身体の使い方をピラティスのエクササイズを行いながら修正していく。



動き方が修正され、無駄な力がなくなり、動きがスムーズになる。=動きの質があがる。
更に痛みや違和感なく行えるため身体も安全に動かせ不安が取り除けられる。練習に集中できる。
→「パフォーマンス能力向上」
私はお客様がピラティスを通じて
「答えを外に求めるのでなく、答えは全て自分の中にある」ことを
少しでも体感していただければという想いで
お客様とのピラティスレッスンに取り組んでいます。
それには、動きながら、「身体の使い方」に気づき、発見していくことだと思います。
気づき・発見が「今の自分の状態を知る」ことに繋がります。
動きながら常に、「今の使い方ってどうだったかな?」と
考えてみたり、感じてみたり、振り返ってみたりすることにより
今の自分を身体的にも精神的にも冷静にみることに
繋がってくると思います。
身体の使い方には「自分なりのイメージ」・「感情」が深く結びついています。
例えば肩を常に上げていることに気がつく→肩を下ろす。
この繰り返しだけで終わらず、
「何で上げてしまうのか?」を必ず考えてみて欲しいのです。
「何で?」と考えて分からなくても、それはそれでいいのです。
「わからない=ダメ!、意味がない!」と思ってしまいがちではないですか?
「わからない」ということは「今まで自分はそうやって考えてこなかったんだ!」ということに気付くことができる、これも大きな自分への発見です。
この発見がある以上、「意味がない」ということはないです。
レッスン中、私がお客様に
「マットについたお尻、触れている面積や重みに左右差はありますか?」
と聞くと、お客様は
「よく分からないです、骨盤の正しい位置を知りたいので
正しい位置を教えてください」
正しい位置を覚えることも大事ですが
まず、「今の状態が分からない自分」に気づいて
「今の状態を知ること」から始めてみてはいかがでしょうか?
今の自分を知らずにゴールだけ明確にしても効果が出にくいですし、自分の可能性を自分で狭めていることになりかねません。
レッスン中は、常に、今の自分はどうかな?と考え、感じることに
意識を向けてみてください。
今の身体の状態・使い方を考える・感じることは
今の自分のこころを知ることにも繋がっていきます。
ですからピラティスの身体磨きは、ある意味「心磨き」でもあるのではないかと思うようになりました。
今の自分に気づき、その後設定したゴールまでのプロセスを
自分で試行錯誤しながら辿り着く。
この試行錯誤はじつに面白く、ここに自分の可能性が
いっぱい詰まっていると感じます。
私はそんなお客様の試行錯誤の案内役になれれば幸いです。
copyright© Pilates Studio nano All Rights Reserved.